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MSC 乗船スタッフ インタビュー

はじめに
今回の旅で出会った人々は本当に良くしてくれる方が多く、親切で丁寧な人ばかりでした。今回は船内で印象に残った人を紹介していくこととします。こんなに素敵な方々におもてなしされていたら、最高の旅ができることにも納得がいきます。

レセプションの女の人 ドバイ サミア
彼女はレストランの受付の時に沢山お世話になりました。何度も変更の対応やシステムエラーが起きるハプニングがあった際、ユーモアを混ぜて丁寧に対応してくださいました。
やっとの思いで予約が確定した最後のディナーでは、食事の前に少し彼女とフランクに話す機会がありました。アラビア語を主要としているということで、挨拶と感謝の言葉をアラビア語で述べると距離が一気に縮まる感覚がしました。言語の出来と言うよりも、伝えようという気持ちが相手に響いたのでは無いかと感じています。
船内での仕事のことを本音で話してくれた時は、優しさを感じました。経験した人にしか分からない話を聞くことができたことに感謝し、楽しい食事の時を持つことができました。少しでも打ち解けることが出来たことは、私にとって喜びであり、彼女との関わり方は自己成長となりました。

お土産の男の人  ニューデリー サジャル
彼は6階メイン広場のお菓子などが売っているコーナーでお仕事されています。インドにいる時に新聞の記事でこの仕事のことを知り、コロナ禍より前からこの会社で務めているとの事で、話している雰囲気から非常に仕事に対して熱意を持って、誠実に向き合っていることが伝わりました。船内最終日の夜、彼に再開した際に私たち日本人の団体のことを覚えていてくれたホスピタリティと、プロ意識に感服しながら、良い出会いが出来たことを嬉しく思いました。

バイキング  インドネシア イッサ
食事をしている時に、空いているお皿があったらすかさず来てくれるところがMSCクルーズの働いている方の魅力です。この時出会ったインドネシア出身の彼も例のごとく、対応してくれました。同じアジア系の人種ということで親しみを持って話しかけてくれたことが印象的で、バイキングエリアは広いにもかかわらず、何度も会うことが出来ました。会う度に話しかけてくれ、気にかけてくれたことが思い出に残っています。

清掃 南アフリカ エスボニッシモ 通称:エスボーン
彼は私たちが滞在していた部屋の近くのハウスキーピングを担当してくれていました。1日に3回も4回も連続して合うので、see you tomorrowといいながら、3分後にまた遭遇して、see you later へと変化し、最終形態はsee you soonとなりました。挨拶をする度に元気をくれるエスボーンが疲れている時でも癒しをくれました。彼に会うと自然に笑顔になれるほど、常に明るく、楽しい気分にさせてくれます。楽しそうに仕事をする彼に、自分の仕事をそこまで楽しむにはなにかコツがあるの?と尋ねると、これが自分の仕事であって、お客さんを楽しませるエンターテインメント精神が必要不可欠だと陽気に話してくれました。帰りに、私のことを常に笑顔だと褒めてくれましたが、それは彼のおかげです。最終日、最後の挨拶をする時、see you soon と、いつもの挨拶をしてくれたことが嬉しかったです。もしかしたらもう二度と会うことが無いかもしれないのに、短い期間でも生まれた関係が私の貴重な経験のひとつとなりました。
感動もつかの間、この3時間後にまたエスボーンに会い、爆笑しました。

アイアート ナイジェリア モーゼス
ひとりで作業をしていると、乗船時から気になっていた目の広告に目が止まり、気分転換がてら案内を見ていたら、試すだけでもいいということで、実際に挑戦してみることにしました。彼は元気に爽快に対応してくれ、スムーズに進んであっという間にアートが完成しました。どのデザインがいいのか選ばせてくれて、自分の目がひとつの作品となりました。個人的に好きなパーツが瞳で、人から褒めていただけるありがたい機会も多いため、今回のこの経験は大切にしたいものです。日本から来たことを話すと、先程まで目を編集していたパソコンでそのまま日本について検索してくれました。興味を持ってくれたことと、仕事中にも関わらず、フランクに自分の好みのまま動ける彼のスタイルに胸を打たれながら、会話をしました。会話を弾ませてくれるユーモアが印象的で、良い時間を過ごすことが出来ました。日本ではこういう経験をすることには出会った事がないので国を超えて大移動した甲斐が有りました。試すだけでも大丈夫ですし、購入することもできます。日常では出来ないことを、MSCクルーズでぜひ挑戦して見てほしいです。

バー アディー
スカイラウンジには、バーテンダーと配膳的な役職の方、音楽を届けてくださる方で大まかにわかれています。彼はバーカウンターでお仕事をしているため、カウンターに座らないと出会えません。ドリンクを頼むと、手際よく華麗に瞬く間に提供してくれました。ホスピタリティとジェントルマンらしさを持ち合わせている彼はひとりでお酒の場に行っても安心感を与えてくれます。別日に訪れても、しっかり名前を覚えてくれており、最終日には一緒に写真を撮ろうと声をかけてくれました。彼の優しさには学ぶものが沢山あり、出逢えて良かったです。

お掃除 インドネシア マディ
彼女が御手洗を清掃してくれている時に会いましたが、彼女と話している時お客様のマダムも会話に入り、MSCクルーズについてのことを聞かせてくれました。こういうフランクな雰囲気が海外らしくて私の好みです。色んなルートがあって、マダムは今回2回目の乗船とのことです。マディはあと半年はクルーズ船に乗っているとの事で、私がハンブルクに戻るまでにまた会いたいと伝えて解散しました。MSCクルーズの御手洗はどのタイミングでいっても常に清潔に保たれており、快適に過ごすことが出来ます。流石豪華客船だと感じました。海外の御手洗は期待して行くものではありませんが、MSCクルーズの御手洗は信用出来ます。その背景には常に御手洗に清掃係の方がいてくださり、常に気にかけてくれているからだということを忘れず感謝し続けたいです。
下船前最終日に6階のメイン広場のところで遭遇することができ、覚えてくれているか分からないながらも、挨拶するとしっかり覚えていてくれました。友人の紹介で働き始めたとのことで、自分の仕事に責任感を持っていることが印象的でした。突然話しかけたのにも関わらず、快く対応してくれて嬉しかったです。

レセプション もちづきあやこさん
EURIBIA唯一の日本人スタッフのあやこさんは、ツアーのことに関して沢山助け舟を出してくださいました。電話で対応してくださった時も、親切に分かりやすく簡潔に伝えてくださり、混乱せずに対処することが出来ました。同じアイデンティティであるだけでここまで安心感があるというのは、海外に出ないと味わえないことであると感じています。異国の地で、それも海の上で、寄り添った対応してくださり、感謝しています。

海渡 オカ
メインで料理を作ってくれるオカさんは、家系に日本人がいる背景で、日本語が少しだけ分かるとの事でした。ほかにもなんとなく日本語がわかる人が店員さんにいらっしゃり、会話が弾みました。少しでも知っている言葉があると共有してくれることが嬉しかったので、自分もコミュニケーションをとる時は完璧にできない言語であっても、積極的に使っていこうと心に決めました。笑顔で提供してくれることでより美味しく感じました。この様子は、YouTubeに公開されている船内を案内している動画でぜひ確認してみてください。こちらのレストランもアプリやレセプションで予約できます。キャビン番号と名前を伝え、希望する日時を指定すれば、直ぐにアプリに反映されるシステムです。予約された際には、直ぐにアプリで確認することをおすすめします。ただ、アプリは船内のWiFiを使わないと使用できないので要注意です。詳しくは関連のブログを参照ください。

アムステルダムツアー案 トルコ ロブ
日本人やイタリア人やスペイン人がいるのに、全部英語でごめんなさいとアナウンスしてくれる優しいガイドさんでした。聞きたいことには全て答えてくれる知識の量と対応力に信頼をし、ツアーを堪能することが出来ました。言葉選びも分かりやすく、このツアーに参加することが出来て良かったと実感しました。疲れていると思うので帰りはそんなに喋らないようにしますね、などの配慮が素敵でした。彼のおかげもあり、私にとって今回のヨーロッパ旅の中でいちばん好きな場所がアムステルダムになりました。非常に美しい街で、必ずまた行きたいと考えています。旅の様子はアムステルダム編のブログを見てください。

ハンブルクの受付の方
笑顔で対応してくださり、困っていた時すぐに察して案内してくれる臨機応変さに感動しました。行きにハンブルクでお会いしましたが、帰りにもまた再開することができ嬉しかったです。覚えていてくださっていたことにも感服いたしました。こういう方が非常に多くて、どのような場所に行っても、MSCクルーズの人だから大丈夫と思ってしまう程に信頼していました。

ステーキ le grill
テイスティング対応
食事担当

ワインを持ってきてくれた方は、テイスティングの仕方や、ワインのことについて詳しく分かりやすく説明してくださいました。恐縮ながらテイスティングをさせていただくと、エスコートしてくださり、初めてながらリラックスして味わうことが出来ました。
食事の配膳やオーダーを担当してくださった方は、積極的にコミュニケーションを取ってくださり、提供時にエンターテインメント精神を忘れない演出もしてくださいました。彼のおかげで食事の場が盛り上がるとその後の食事も楽しいものとなり、素敵な時間を過ごすことが出来ました。

ファンデーションの店員さん
MSCクルーズでは、環境問題や、貧困問題に関して、ドネーションを行っています。鮮やかな水色のブースには、活動内容が案内されており、グッズが販売されていました。ここにある商品を購入すると、寄付金として貢献することが出来ます。船内での購入は全てルームキーでできます。(逆にキャッシュやカードは使えないためご注意ください。)
友人にお土産を渡したいと考えていたため、ここでノートを購入することとしました。14€程で、お土産欲も貢献欲も満たされて多幸感がありました。私の友人は社会問題に関心があるので、このことを伝えたらもっと喜んでくれると思うので、あなたにプレゼントを贈るおかげで貢献することが出来たと話すことを楽しみにしています。スタッフさんも優しく、寄り添いながら話をしてくださいました。

窓お掃除お兄さん
最終日の朝、ビュッフェでご飯を食べていると、窓のお掃除を見ることが出来ました。乗船後一番最初に大きな窓から海を見た時の印象は、こんなに綺麗に外が見えるほど綺麗な窓を保ち続けられることがすごい!ということでした。天候が安定しないこともあり、雨が降ることもしばしばありましたが、晴れた日には水平線を確認でき、美しい空と海がグラデーションを織り成す、青い世界が広がっていました。もし窓が清潔に保たれていなかったら違った色になっていたと思います。綺麗なものをそのままうつしだしてくれ、朝から気分が良かったのは、こうして清掃をしてくださっているからだと最終日に知ることが出来て幸せでした。

ほかにも、モンサンミッシェルのガイドさんがスペイン語を話して盛り上げてくれたり、ストーンヘンジのガイドさんはドイツ語を担当しているにも関わらず、英語でも説明してくれたり、優しさに溢れた対応をしてくれ、穏やかに過ごすことが出来ました。また、乗船初日の夜にスカイラウンジで、生演奏を楽しんでいると、歌手の男性が私に話しかけてくれ、一曲私のために歌ってくれるという粋な計らいをしてくださり、夢のような時間を過ごすことができました。この経験は私にとって忘れられないものとなり、今でもその時の様子も、自分の純粋な気持ちも鮮明に思い出すことができます。様々な人のやさしさと愛に触れることができた旅でした。

MSCクルーズならでは一流の提供は全ての人に体験して欲しいと感じています。今回出逢えた全ての人に感謝しつつ、自分自身の今後の対応の参考とさせていただきます。究極のおもてなしを経験できたことが私の今回のクルーズの1番の財産です。

最後に
日本にいると目が合った時に笑う習慣や、知らない人でもすれ違ったら挨拶するというのは常識的ではありませんし、文化的ではありませんが、海外では相手に親しみを込めて、あるいは警戒心がないことを示すために、お客さん同士出会っても、初対面であろうとも、挨拶をする文化があります。温かい環境から生まれた出会いや物語は心に残り、一生の思い出となります。

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