MSC MUSICA 乗船記   

2006年に就航した音楽を奏でる客船 MSC MUSICA。約20年の時を経ても未だに活躍し続ける客船です。客船は旧型船になりますが、その客船の様子をお届けします!
今回はKM Travel 特別特派員のM氏が日本から母親を呼び寄せてクルーズに乗船!親孝行旅をブログにしてお届けします!

【シップデータ】

MSC MUSICA
乗船日:2024年9月17日
寄港地:ジェノア、カンヌ、バルセロナ、イビサ、カリアリ、チビタベッキア
部屋カテゴリー:バルコニー付き 12階

竣工:2006年
船のクラス:ムジカ・クラス
総トン数:92,409トン 全長:293.8メートル 全幅:32.2メートル 最大速力:23ノット(約42.6 km/h)デッキ数:13デッキ(うち乗客用デッキは9層)
客室数:約1,275室 乗客定員:約2,550名(2名利用時の定員)乗組員数:987名

【特派員が気付いた事前にしておいた方がよいこと】

  • MSCからメールで送られてくるドキュメントをプリントしておく
  • MSC for me アプリをスマホにダウンロードしておく
  • 首からかけられるカードケースなどを持参すると便利
  • リュックサックを持っていくと最終日やエクスカージョンに便利

【前泊(ジェノア)】

2024年9月16日からGenovaに前泊しました。
フランクフルトからジェノアは直行便がなく、若干アクセスに不便。。。
フライトが遅れた場合などは乗船できなくなると困るので前泊した方が良いと聞いていたので、港に歩いていけるところに宿を取りました。
夜はジェノベーゼソースを堪能しました。

【乗船日 ジェノア発】

乗船当日は記載された時間に港に行きます。
チェックインの時間も割り当てられています。その後、変更の希望も出すことができました。
港までのアクセスはタクシーであればチェックインターミナルまでつけてもらえるので、楽です。

まずは橋のようになっているところにゲートがあり、クルーズ客であることを告げ、警察?に予約書を見せると通してくれました。

その後、記載に沿って行けば地下で荷物を預けます。この際には事前にメールで来るドキュメントの中にあるタグを記載どおりあらかじめスーツケースにつけておくとスムーズです!

その後流れに沿って行くとチェックインが進みます。
乗船までは2時間近くかかることもあると聞いていたのですが焦っても何も変わらないので、のんびり行くほうが良いと思います。
記載されている時間よりかなり早く行きましたが、問題なくチェックイン!
来た順に進んでいる様子でした。
早く到着したらなにもない待合室でかなり待たされるので、若干暇です 汗

受付で乗船時の案内をもらえますが、ドイツで申し込んでいるのでドイツ語でした 汗 ドイツ語がわからない方は、英語版も頂けます。(船内に行くと手にいれにくいので、チェックインカウンターでもらいましょう) 
そこには重要な内容が色々記載されているのでよく読みましょう!

受付時の紙にある通り、避難訓練に参加する必要があります。緊急時にどうしたらよいか知っておくことは必要なので必ず参加しましょう。

【客室】

今回は事前予約で9階を予約しておりましたが、当日 12階の客室にアップグレード!荷物タグを9階のお部屋で印刷していたので、ちょっとバタバタしました。
事前と異なる部屋だった場合は荷物タグはチェックインの時に変えてもらいましょう!

記載された部屋番号に行くと外のドアにこのようにカードが引っ掛けられているのでここでクルーズカードを受け取ります。
今後はそれを常に持って行動することになるのでなくさないようカードホルダーを持っていくと便利です。(船内や寄港地では高額ですが売っています。4-15EURO程度)
ベッドはダブルになっていましたが、清掃の方に声を掛けるとすぐに分けてツインにしてもらえました。

【船内ブッフェレストラン】

船内ブッフェレストランは深夜除けばほぼずっと食べ放題です。
飲み物はパッケージを頼んでいない場合はクルーズカードを見せて購入します(支払いは下船時に精算)。飲み物はお酒を飲まない場合や寄港地毎に目一杯外で遊ぶ場合、船内で過ごす日の少ないコースなどでは特に頼まなくても良いと思います。ブッフェレストランでは 水、コーヒー、紅茶、ホットチョコレートなどは食事の時間は無料で飲めます。

【夕食 メインレストラン】

夕食はクルーズカードに書いてある早番と遅番に振り分けられます。
日本人は早番を希望する人が多いと思います。食事開始時間は日によって異なることがあるので案内をしっかり読みましょう。
時間に遅れた場合は提供を断られることがあります。一旦案内されたテーブルは下船まで同じテーブルになります。相席となることも多いので、会話を楽しんだりして過ごせるとよいですね。

食事はメニューにあるものは何でも頼めます。とても美味しいのでほぼ毎日通いました。サーブしてくれるひとも毎晩同じなので、好みを覚えてくれていたりして助かりました。

夕食のメニューはこのようなQRコードから読み取ります。
外洋に出ても、船内Wifi(このような情報にのみアクセスできる、Googleなどを見るには別途支払い要)で必要な情報はスマホで確認できます。(日本語はナシ、英語など)
また、今回は利用しなかったのですが、別途料金で特別レストランを利用することもできます。事前にプランを予約しておくとお得に食べることが出来ます。

【船内ショー】

ほぼ毎夜ショーを楽しむことができます。
予約不要で席も自由です。同じ演目を1晩で2回やるので、食事が早番の人も遅番の人も楽しめるようになっております。特に言葉も要らない内容なので、だれでも楽しむことができます。

【寄港地情報】

寄港地では、特に専用ツアーに申し込んでいない場合はEXITのサインに従っていけば下船できます。クルーズカードを忘れずに!
また下船時に船に戻る時間をしっかり確認して外出しましょう。

寄港地の下船したあとの状況はこちら

1・徒歩で市内などに行ける場合
2・小さな船に乗り分けて港に行く場合
3・下船後バスなどに乗って市内などに行ける場合

  • 1の場合は特に問題ないですね。
  • 2の場合は、前夜などに翌日何時の小舟に乗りたいかのカードをもらいに行きます。自分の目的や滞在時間に合わせてチケットをもらい、そこに書いている案内の通りにすれば問題なし。帰りは特に予約不要です。
  • 3の場合、MSCが販売している市内行きのシャトルと、民間のシャトルがあります。たいがいMSCのほうが若干高いですが本数は多いようです。
    例えばバルセロナのサグラダ・ファミリアのように入場に時間予約が必要な場合は余裕を持った時間にしたほうがよいです。下船9時なら、サグラダ・ファミリア12時からなど。

【下船前と下船時】

下船前の日にはアプリで精算をします。今回 50EUROの船内クレジットをいただいていたので、飲み物や写真、小さなおみやげなどでほぼちょうどでした。
そのため、追加は一切払っていません。(船内クレジットは払い戻しなし)

下船前日まで には下船の案内がはいってきます。
荷物は指定の時間にドア外においておくと回収してくれ、ターミナルのターンテーブルなどでピックアップします。

前日夜にスーツケースは外に出す必要があるので、ほぼ1泊分の荷物は自分で持ち出すようになるため、リュックなどがあれば便利だと思います。
下船の順番はもらったタグの番号によるので、早いひとから遅い人まで1時間くらいは差があります。この日にフライトを予約している場合はあまりギリギリの便は進めません。時間がギリギリな人は自分出荷物を持って下船することもできるようです。
ふかふかカーペットの船内を大きな重いスーツケースを持って移動するのはちょっと汗ばみます。

その後ジェノア昼発のフライトで少し不安でしたので空港まではターミナルからタクシーに乗りましたが、すぐ着いたのでかなり時間を持て余しました。
余裕のある人はジェノアに後泊してもよいのではと思いました。

【総評】

MSC MUSICAは古さは隠せないけれど、スタッフもキビキビ動いていたし、明るく楽しい雰囲気で過ごせたので楽しかったです。

英語の話せない母はコミュニケーションができず残念がっていましたが、船内のダンスやゲームなどにもどうにかひとりで参加したりしていましたし、何より華やかな船内、ガラの日の皆さんのきらびやかな格好が日本ではなかなか味わえないと楽しんでいた様子です。
私は波の音を聞きながら昼寝をしたり、ジムを利用したりとのんびりした時間を過ごせたし、車を運転したり毎日パッキングしたりせずに色んなところに行けるのでクルーズはとても楽だし、考えたらとてもお安いなと思います。
また機会があればぜひ利用したいと思います!!

ブログ読者のみなさんも是非参加してみてください!
日本にお住いのご両親と一緒に素敵なクルーズの旅は如何でしょうか。
楽に回れる旅行なので、ご高齢のご両親様も安心です。